愛知県津島市にある神社にて、屋根の大きな鬼瓦(おにがわら)を撤去する工事を行いました。
今回のご依頼は、
「鬼瓦が非常に貴重なため、割らずに慎重におろして、地上で再組立てして飾りたい」
という特別な内容でした。
屋根工事の中でも、鬼瓦の取り外しは特に高度な技術と慎重さが求められます。

■ 既存の鬼瓦の状態確認
まずは既存の鬼瓦の状態をしっかり確認。
鬼瓦は屋根の棟(むね)部分の先端に設置されている装飾瓦で、
魔除けや厄除けの意味を持つ大切な瓦です。
サイズも重量もあるため、
・固定方法
・銅線の状態
・内部の土や漆喰の状況
を細かく確認してから作業に入ります。

■ 瓦をめくり、裏側から固定状況を確認
鬼瓦は表から外せるものではありません。
周囲の瓦を一枚ずつ丁寧にめくり、
内部の固定状況を裏側から確認。
昔の施工では、
銅線(どうせん)で縛り固定されているケースが多く、
経年劣化で固着していることもあります。
無理に動かすとヒビや欠けにつながるため、
慎重に解体を進めました。

■ クレーンで安全に吊り上げ
鬼瓦は非常に重量があります。
人力で無理に動かすと、
・落下事故
・瓦の破損
・屋根の損傷
につながる危険があります。
今回はクレーンを使用し、
重心を計算しながら慎重に吊り上げ、足場側へゆっくり移動。
少しの揺れでもヒビが入る可能性があるため、
合図を出し合いながら慎重に作業しました。

■ 足場上で銅線を切り、パーツごとに分解
足場上で鬼瓦を安定させた後、
固定している銅線を切断。
鬼瓦は一体型に見えて、
実は複数パーツで構成されていることが多いです。
今回は再組立てして飾る予定のため、
絶対に割らないことを最優先に分解。
一つ一つの部材を丁寧に取り外しました。
■ 貴重な鬼瓦を「壊さず残す」屋根工事
通常の解体工事であれば、
安全確保のため割って撤去することもあります。
しかし今回は、
歴史的・文化的価値のある鬼瓦。
屋根職人として、
ただ撤去するのではなく「残す工事」を行いました。
■ 神社・寺院の屋根工事も対応可能です
神社や寺院の屋根は、
・伝統工法
・重量のある装飾瓦
・特殊な固定方法
など、一般住宅とは異なる技術が必要です。
津島市をはじめ、
愛知県内で
✅ 神社の屋根修繕
✅ 鬼瓦の撤去・復旧
✅ 棟瓦の積み直し
✅ 銅線固定のやり替え
をご検討の方はご相談ください。
■ まとめ
今回の工事は、
✔ 貴重な鬼瓦を割らずに撤去
✔ クレーン使用で安全施工
✔ パーツごとに丁寧に分解
✔ 地上で再組立て可能な状態で保存
という、非常に繊細な作業でした。
屋根は「守る」だけでなく、
歴史や想いも守る場所です。
愛知県、津島市周辺で屋根工事をご検討の方は、
伝統瓦にも対応できる職人へぜひご相談ください。

